累風庵閑日録

本と日常の徒然

『日本中世都市の世界』 網野善彦 講談社学術文庫

●『日本中世都市の世界』 網野善彦 講談社学術文庫 読了。

 ちょっとばかし専門的過ぎる内容で、どこまで理解できたか覚束ない。田堵、名田制、統治権的支配、といった初見の単語が説明なしに出てきて、その度にぼんやりしてしまう。また、現代活字にしてあるとはいえ、漢文の古文献をそのまま載せられたとて私に読める訳がない。この本を読みこなすのに、私の基礎教養は低すぎるようだ。

 以前ならばこの手のノンフィクションを読むと、浅い理解なりに自分で内容を少しでも整理して公開日記に書いたものだが、最近はどうもそこまでする根気がない。集中力や記憶力の減退と同様、これも精神の老化か。

●注文していた本が届いた。
『曠野に築く夢』 大庭武年 大陸書館