累風庵閑日録

本と日常の徒然

『九番目の招待客』 O・デイヴィス 国書刊行会

●『九番目の招待客』 O・デイヴィス 国書刊行会 読了。

 クリスティーそして誰もいなくなった」の先駆作であるという情報を事前に知ってしまうと、この先どうなるかの興味がやや減殺される。なるほどこの作品では閉鎖空間に集められた人々が順番に死んでいくわけだね、と予想できてしまうのだ。また、最終的に(伏字)。歴史的意義と、日本語で読めるという意義とで賞玩すべき珍品。二百ページほどしかない戯曲なので、あっという間に読めるし。

●お願いしていた本が届いた。
『殺人音』 楠田匡介 湘南探偵倶楽部
『恐怖の薔薇蛙』 島久平 湘南探偵倶楽部

●先日の三康図書館のイベントで情報を得た。横溝正史の人形佐七もの「三人色若衆」は、初出時とは題名も内容も変わっているというのだ。題名違いは守備範囲外だが、改稿ネタは好物である。早速国会図書館に複写を依頼していたものが、本日届いた。題名は「彼岸の毒」である。近いうちに現行版と読み比べてみたい。